内容説明
豊富な研究歴また国際司法裁判所裁判官としての長期にわたる活動等、国際的にも著名な著者は、多くの法学者との交流はじめ内外に多大の足跡を残している。本書は、著者若き日のアメリカ留学時の充実した体験的論考など、単行本未収録の論文に加え、学問的にも見逃せぬ回想・随想等を集大成した貴重な研究・交流録であり、既刊の『回想の海洋法』『国際法と共に歩んだ六〇年』と共に、法学関係者必読の一冊と言えよう。
目次
第1部 アメリカ留学の回想―一九五〇年~一九五三年(アメリカの連邦最高裁判決研究;法曹論・法学教育)
第2部 国際法研究回想(亡命とハイジャック;学際的視点からみた国際法学)
第3部 随想(法学研究と外国語;書評;大学制度論)
第4部 内外の法学者の回想または追悼(わが国の法学者の思い出;世界の法学者の思い出)
著者等紹介
小田滋[オダシゲル]
1924年札幌市生まれ。1947年東京帝国大学法学部卒業。1953年東北大学法学部助教授。1959年東北大学法学部教授(~1976年)。1976年国際司法裁判所裁判官(~2003年)。1985年東北大学名誉教授。1994年日本学士院会員。2003年瑞宝大綬章受章。2007年文化功労者。2012年文化勲章授章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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