内容説明
大量破壊兵器(核・生物・化学兵器)を禁止・規制する国際法規範に関し、その枠組みを概観するとともに、規範の実現にとって不可欠のプロセス―遵守の確保、不遵守への対応、適合性の確保という課題に取り組むために、国家と国際監視機関が相互の関で繰り広げる連携・対峙・融合の態様を詳細な実証分析から浮き彫りにし、「国際法は無力」という通念打破に向け、「協働の国際法」の孕むダイナミズムを明示する労作。
目次
序論(前提的考察)
本論 規範の実現―現代的国際法実現プロセス(遵守の確保;不遵守への対応;適合性の確保)
結論