内容説明
―満身に不調を訴えるアナスタシヤ。“丸パン”ことゴルジェーエフの計らいで、“渓谷”(保養所)で休暇を過ごすことになった。しかし保養所のあるN市では、黒幕デニソフと彼らに対抗する犯罪組織とのせめぎ合いが続いていた。そうした不穏な動きがあるなか、映画製作を目的としたいかがわしい一行が暗躍し、やがて…。―全世界的に人気を博す、モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ・シリーズいよいよ登場。
著者等紹介
マリーニナ,アレクサンドラ[マリーニナ,アレクサンドラ][Маринина,Аександра]
1957年レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。モスクワ大学法学部を卒業後、ソ連邦内務省アカデミーに配属。諸機関で異常犯罪者や凶悪犯を刑務所で面接しながら犯罪行動学や犯罪予測の研究に従事した。ロシアミステリー界の第一人者
貝沢哉[カイザワハジメ]
1963年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程修了。ロシア文学を専攻。早稲田大学文学部教授
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