内容説明
思想と歴史の交錯点に光をあて、二〇世紀思想の核心をなす主題“存在・無意識・時間・主体・イメージ”を根源的に問い直し、歴史的思考の呪縛の構造を打ち破る大胆な試み。
目次
第1章 反歴史との対話
第2章 無意識・映画・存在論―思考しえぬものの思考の準備(思考を脅かすものについて;精神分析と存在論のあいだ;イメージ空間について;幸福あるいは消尽)
第3章 歴史のカタストロフ
著者等紹介
宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年松江市生まれ。京都大学文学部卒業後、パリ第8大学で学び1980年にアルトーについての博士論文を提出。神戸市外国語大学助教授を経て、現在は立教大学教授。現代フランス文学思想専攻
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