内容説明
江戸前鮨に魅入られ、数々の鮨屋を巡り歩いてきた著者が辿り着いたのが「次郎よこはま店」。鮨職人、水谷八郎とその鮨に惹かれて通い詰め、そこで出合った絶品の鮨ダネ、握りの哲学をここに紹介。
目次
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
9
今は引退されてしまった鮨職人、水谷八郎氏。その水谷氏が開いていた【次郎よこはま店】の鮨を1月から12月まで紹介、分析した一冊。著者の早川光の筆が冴える。 水谷氏が握った鮨の美しいこと!旨そうなこと! 早川光の知識が凄いこと凄いこと。ここまで精通しなくては、本当の鮨の旨さが分からないのかと思うほど細部に想いを馳せて食している。 鮨は大好物だが、私はここまでグルメじゃなくて良かった(^ー^)。鮨本として完成された一冊でした。2025/03/28
usanosuke
7
鮨職人・水谷八郎さんとその鮨に惹かれた著者が、横浜の「次郎よこはま店」に1年間通い詰めて、その握りと哲学をまとめた一冊。本書は、1月から12月まで旬の鮨ダネが季節ごとに変化していくさまを追いかける。シャリへのこだわり、季節ごとのネタの産地、魚介類の仕込みから見分け方など、水谷さんの語りは、その経験や技術も然ることながら鮨への奥深さを存分に味合わせてくれる。そして、巻頭収録の皿盛りされた握り十貫の美しいカラー写真も職人技で目を楽しませてくれる。実際に手に取れないのが残念なほどだ。さて、水谷さんが(続く)⇒2020/07/26
だーぼう
7
「すきやばし次郎 旬を握る」と並ぶ素晴らしい内容の一冊。後半の写真も全部カラーにしてほしかった。ブログに感想を書きました。2011/02/14
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- 和書
- 武士はつらいよ 角川文庫