内容説明
国なんかNTTと同じ民営化しちゃえば?投票率の低さを嘆くくらいなら選挙権を売買できるようにしたら?不況脱出には消費税の連続アップで駆け込み特需を狙おう、等々、21世紀の日本社会へ向けた、一見暴論だけど実はまじめで巧妙な提案が続出。こういうクレイジーな提案ができる基盤こそ、いまは見向きもされなくなっている「教養」。経済、社会、サイエンス、コンピュータ、メディア、文学などの分野を網羅しながら、いま必要とされる教養のあり方を探る、来るべき21世紀へ向けた、イカれてスカした教養主義のススメ。
目次
プロローグ 心ときめくミームたちをもとめて
1 人間・情報・メディアを考える
2 ネットワークと経済を考える
3 ぼくたちの文化のあり方を考える
4 平和・人権・民主主義―社会システムを考える
5 「おもしろさ」の秘密について考える
エピローグ 21世紀に託す絶望と希望