新教養主義宣言

新教養主義宣言

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794964151
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

国なんかNTTと同じ民営化しちゃえば?投票率の低さを嘆くくらいなら選挙権を売買できるようにしたら?不況脱出には消費税の連続アップで駆け込み特需を狙おう、等々、21世紀の日本社会へ向けた、一見暴論だけど実はまじめで巧妙な提案が続出。こういうクレイジーな提案ができる基盤こそ、いまは見向きもされなくなっている「教養」。経済、社会、サイエンス、コンピュータ、メディア、文学などの分野を網羅しながら、いま必要とされる教養のあり方を探る、来るべき21世紀へ向けた、イカれてスカした教養主義のススメ。

目次

プロローグ 心ときめくミームたちをもとめて
1 人間・情報・メディアを考える
2 ネットワークと経済を考える
3 ぼくたちの文化のあり方を考える
4 平和・人権・民主主義―社会システムを考える
5 「おもしろさ」の秘密について考える
エピローグ 21世紀に託す絶望と希望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽち

6
刊行されたのが一九九九年十二月。本書の長い長いプロローグ「心ときめくミームたちを求めて」の冒頭では「ミレニアムとか言ってはしゃいでいる連中」と笑っている。浮かれた連中に中指を立てるのに教養は有効な武器になるぜ、とここで「宣言」している。本文は色々な媒体で書かれた小文をまとめたもの。トマス・ピンチョン(らしき人物)を東京取材旅行時にアテンドした際のエッセイも。点数は少ないけどブックガイドとしても。コッパード、バロウズ、キャシー・アッカ―、ディック、岡崎京子2026/03/24

Miss.W.Shadow

5
まるでライ麦畑のホールデンのように、ぶっきらぼうでツンデレた文体で描かれた「教養書」。政治、経済、SF、物理学、恋愛、…思わぬ分野の一見関係のない物事が頭の中で結びつき火花を散らす、その瞬間に知的興奮がある。まかり通る言説や高名な著作を「バカ」とぶった斬りながらかと思えばそれに関して自分で配慮を示しながら、彼が伝えたかったのはただそういう気持ちのことなのではないか。あれもやろうこれもやろうと提案してみるその背景に、祈りのように切実な彼の理想が垣間見える。 2010/08/12

anarchy_in_oita

4
タイトルとプロローグまでは大変野心的な本。筆者は、社会の基盤となるべき教養がほとんど(質量ともに)日本では共有されていないことを嘆く。だからといって欧米から距離を取るためだけに"日本的教養"(そんなものがあるとすれば)をでっち上げるのは無駄であるから、とりあえず欧米の教養に乗っかっておいて、少しでもその中身を充実させていこうと言う。その現状認識と提言には少しも異論がないのだが、一章からは関連性が謎な評論と書評がズラズラと並ぶ。いやまあ一つ一つは面白いからいいか…?その対応関係を気にしないならいい本。2020/12/20

バナナフィッシュ。

4
縦横無尽にあらゆる題材を取り上げている。「教養」についての言辞はある程度納得できる。ラディカルな物言いではあるが。著者の言う一割に入り込むことは、他人が何といおうと大切なことだと思えてくる。意識を高く持ちたい。視野の広さも重要だ。何も考えていないような無内容な人間と揶揄されることは、避けたいものだ。2015/01/09

きいち

3
最近、リアルな世界で「教養」が持つ力を感じることが多く、手を出してみました。ビジネスや商売のベースには価値判断があり、そのベースとなるのが教養、というくだりにうなります。これが10年前の発言だなんて!事故を起こさざるをえないようなバス会社がある一方で、行先のディズニーでは皆がばんばんお金を使っている、その差が判断基準となる価値を作れるかどうか、その自由な発想を得るために威力を発揮するのが「教養」、本当にそうですね。2012/05/09

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