出版社内容情報
日本を代表するカリスマ経営者の裏の顔を白日のもとにさらし、日本企業・日本社会の影を浮き彫りにする。注目のノンフィクション。
【著者紹介】
ルポライター。石川県金沢市出身。英字新聞などの記者を経て著述業に。記者時代には産業政策担当として経済産業省をはじめ、国土交通省、厚生労働省、総務省、外務省、環境省、内閣府などを取材する。とくに土光臨調や橋本行革での省庁再編にともなう、政策決定過程における官僚の心理的動態の変化に着目。「訊くのではなく聞こえる瞬間を待つ」を信条に、海外と日本を往来しながら息の長い学際的なフィールドワークを続けている。著書に『沖縄戦と民間人収容所』(原書房)、『原発官僚』『炭鉱太郎がきた道』『闇市の帝王』(以上、草思社)、『銀座の怪人』(講談社)、『総理の乳母』(創言社)などがある。
内容説明
2004年、長きにわたって西武グループに君臨してきた帝王・堤義明がすべての役職から辞任することを発表、帝国の崩壊が始まる。この辞任劇の引き金となった西武グループの暗部「借名株」問題は、創業者・堤康次郎が事業を急成長させたGHQ統治時代にまで遡る。草創期を支えた中嶋忠三郎・元コクド顧問弁護士の遺した数々の証書類によって明かされる西武帝国の闇の支配構造とは―。西武グループの「血脈と株支配」を追い続けた執念の取材が、警視庁を動かし、帝王を追い詰める。カリスマ経営者の裏の顔を白日の下にさらし、日本企業の抱える影を浮き彫りにした衝撃のノンフィクション。
目次
第1章 利益供与事件の端緒
第2章 「堤帝国」の闇を知る男
第3章 怪物・康次郎
第4章 義明という男
第5章 中嶋康雄の裁判
第6章 「株支配」の構図
著者等紹介
七尾和晃[ナナオカズアキ]
ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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