内容説明
古くより諸国それぞれで首位の社格とされてきた神社“一宮”。全国各地をたずね歩き、各神社の祭神・歴史・伝説・祭礼を丹念に解き明かす。民族学の泰斗が晩年新たに取り組んだ成果。
目次
旅の仕度
東国の重鎮・鹿島・香取
関東の海の社―上総・安房・相模
聖家族と女神の伝統―武蔵・下野・上野
みちのくの一宮―陸奥と出羽
富士をめぐる一宮―駿河・甲斐・伊豆
東海の一宮―遠江・三河・尾張
伊吹・鈴鹿山麓の神々―美濃・伊賀・伊勢
中部高地に乗り込んだ神々―信濃・飛騨
北陸の山の一宮―弥彦と白山〔ほか〕
著者等紹介
大林太良[オオバヤシタリョウ]
1929~2001年。東京大学経済学部卒業。フランクフルト大学、ウィーン大学、ハーヴァード大学で民族学を学ぶ。東京大学教授、東京女子大学教授を歴任。東京大学名誉教授。民族学(文化人類学)専攻
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