出版社内容情報
日本では2010年代半ば以降、日銀による異次元の金融緩和政策によって長期金利が抑え込まれていたため、債券市場が政治や政策を直接動かすような場面はあまり見られなかった。
しかし、2024年以降、日銀が金融政策の正常化に舵を切り始めたことで、長期・超長期金利は徐々に上昇しつつある。これにより、今後、日本でもカービル氏のように「債券市場の力」を意識する政治関係者が増えていくかもしれない。
本書では、普段は静かで地味だが、時に政権をも揺るがす影響力を持つ債券市場をどう見ていくべきなのかを考えていきたい。
【目次】
■I 導入 金利をみる意味
第1章 政策金利と長期金利
■Ⅱ 政策金利をみる
第2章 金融政策を決める日本銀行
第3章 金融政策を左右する経済動向
第4章 金融政策を左右する物価動向
第5章 金融政策に影響を及ぼす経済・物価以外の要因
■Ⅲ 金利をみるポイント
第6章 長期金利の要因分解(経済・物価・リスクプレミアム)
第7章 リスクプレミアムの深掘り①財政リスクプレミアム
第8章 リスクプレミアムの深掘り②需給リスクプレミアム
第9章 リスクプレミアムの深掘り③流動性リスクプレミアム
■Ⅳ 結び 金利市場から見えてくる日本経済と財政の課題



