内容説明
蒙古フビライの襲来にそなえて、鎌倉幕府の若き執権・北条時宗が、走る、奔る。大敵退散の祈祷のための寺籠もりを名目に姿を消して、鎮西の地に立った時宗は、師の岳然とともに高麗にわたり、朝鮮半島の山岳地で蒙古軍と大激闘。また、海賊・源平丸の力を借りて、波濤荒れ狂う玄界灘で蒙古軍の大船団を撃破。血沸き肉躍る大活劇を展開する北条時宗ドラマの新世界。歴史小説の面白さ、ここにあり。
著者等紹介
長谷川彰［ハセガワアキラ］
１９３９年生まれ。福島県会津若松市出身。神奈川大学卒業。珠玉の短編小説をものにし、自身の出身地である会津若松市を舞台とした幕末作品を寡作ながら発表している。また、別名で児童向けの歴史小説も手掛ける隠れたベストセラー作家である
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