「他者」の倫理学―レヴィナス、親鸞、そして宇野弘蔵を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784784518388
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0030

内容説明

フッサール現象学の外部としてのレヴィナス、聖道門自力仏教を放棄する親鸞、そしてマルクス経済学を異化する宇野弘蔵。いっけん何の脈絡もないこれらの諸思想を大胆にクロスオーヴァーさせるとき、そこに、誰の思いもよらない、おそらくは読者の予想をもしのぐ、「未知の思考」が忽然と立ち現れてくる。私の「自我」をはるかに超越して、向こう側から不意に訪れる「他者」とはいったい何ものなのか?本書は、哲学・宗教学・社会科学のバリアを軽やかに越境し、あらゆる知見を総動員してこの問いに鮮やかに答えをだす。倫理なき時代における倫理への渇望の書、ついに登場!

目次

第1部 現象学における他者(フッサールにおける独我論の哲学;レヴィナスにおける他者論;レヴィナスの正義論という可能性と不可能性)
第2部 仏教における他者(自己の悟りとしての仏教;「他者」による救いとしての仏教;「他者」による絶対他力の思想)
第3部 資本主義における他者(マルクスにおける主体の自己運動;宇野『経済原論』における他者の思想;宇野『経済政策論』における他者の顕在化;絶対他者を主体とする現状分析)

著者等紹介

青木孝平[アオキコウヘイ]
1953年三重県津市に生まれる。1975年早稲田大学法学部卒業。1984年早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得。1994年経済学博士(東北大学)。現在、鈴鹿医療科学大学教授。経済理論・法思想・社会哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

20
レヴィナスの語る「顔」 他者からの「まなざし」 僕たちは自分を他者を通じてしか感得出来ないというもどかしさに不安を覚える。自分は自分であってただ独りで存在していると強がりたいのに、考えれば考えるほど他者に雁字搦めにされていく。自分を動かす力は果たして自分から自然に独自に湧き出てきたものなのか。それは元を辿れば他者から生まれた力なのではないか。このクソ暑いときに性能の悪い脳味噌をフル回転させてくれました。良い本です。再読しなければ。2017/07/12

センケイ (線形)

2
人が、誰にともなく意見をはなつとき、なんとなく自分のことのように感じ、自分を顧みるときもある。そんなことを考えていたら、この本が刺さってきた。共通点も違いもあるけれども、現代思想にも鎌倉仏教にも、自己のなかには把握しきれない、膨れ上がる外からの力(他者あるいは仏)の考えがあるということ。それは何か不安めいたものにも思えるけれども、確かに自分を動かす原動力に違いなさそうだと感じる。一方、最終章に残された、我々と独立に動き、そんな外部を自に取り込んでしまう資本主義。誰がこれに対峙しうるかは、また興味深い。2016/12/25

rymuka

0
読書録あり → http://rymuka.blog136.fc2.com/blog-entry-64.html2018/11/18

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