内容説明
軽井沢や蓼科高原の別荘地、白馬や志賀高原のスキー場、安曇野や八ヶ岳山麓の農業地帯、長野市や佐久市の市街地大変貌、そして千曲川流域の災害地帯まで、かつて何が、どこに、どのようにあったのか、そして今、それがどのような状態であるのか、なぜそのように変化したのか…日本最初の近代的な地形図と現在の地形図、新旧2枚を比較しながら変化を読み取る。信州の歴史を、地形や地図記号から読み解くユニークな近現代史。
目次
1 開発(軽井沢―日本最初の高原リゾート誕生;菅平高原―スポーツのメッカになった高原;志賀高原―火山地形に築かれたスキー天国 ほか)
2 発展(東御市―ワイン特区はかつて桑園だった;塩田平―ため池にみる水確保の歩み;黒姫高原―山麓開発と観光の様変わり ほか)
3 変容(信州新町―人口減少が進む中山間地の今;上松町―ヒノキで栄えた木曽谷の集落;遠山郷―絶景の傾斜地に根付いた暮らし ほか)