顔のない独裁者―「自由革命」「新自由主義」との戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569807485
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ベストセラー『コレキヨの恋文』に続く、人気エコノミストによるノベライズ作品。財務省・政府による国民コントロールの恐怖を描く。

内容説明

他民族によって奪われた「祖国・日本」を取り戻すため、新たな指導者を戴く革命を成就させた日本国民。だが、それは新たな戦いへの序曲に過ぎなかった…。衝撃の近未来小説。

著者等紹介

さかき漣[サカキレン]
作家。幼少時より多数の日本の伝統芸能に親しんで育つ。学生時代は哲学や美学などを主に学んだ。美術関係の職業などを経て、文筆業に。日本文化の保持に貢献したいとの思いから、執筆活動を展開している

三橋貴明[ミツハシタカアキ]
経済評論家、中小企業診断士。1969年生まれ。東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て、2008年に中小企業診断士として独立。経済指標など豊富なデータをもとに経済を多面的に分析する。単行本執筆と同時に、雑誌への連載・寄稿、各種メディアへの出演、講演活動など多方面で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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それいゆ

28
日本国は大エイジア連邦の第三地域(第一地域は中国そして沖縄、第二地域は朝鮮と対馬)という設定で始まる話は、祖国日本はこれからどうなって行くのだろうか?という興味がそそられ、冒頭部分は近未来を予測したような状況を驚愕の思いで読み進めたのですが、そのうちに薄っぺらいSF小説を読んでいるような気分がしてきて、途中でつまらなくなりました。三橋さんの企画・監修はそれなりに評価したいのですが、小説のレベルとしては物語がお粗末でした。2013/12/26

BluePlanet

5
★★★★☆ 2013年11月26日発行。さかき漣と三橋貴明氏の4冊目のコラボ。前半部分は三橋氏が最近警鐘を鳴らす新自由主義やグローバリズムの行き着く社会を非常に解りやすく描いていたが、後半は話が映画のように場面が次々と変わり、展開が激しくついていけなくなったのがとても残念。これまでの3冊は非常に面白く、今回も前半までは、期待通りの展開だったが・・・。あとがきでさかき氏は「個人的に描きたかったのは、ひたすら人々の苦悩のありようだった」とあるが、ここは三橋氏の企画とはギャップがあったのではと、ちょっと残念。2014/06/02

Riopapa

4
新自由主義が徹底するとここまでいくというシミュレーションとしては面白い。登場人物が今ひとつ。2014/01/21

星辺気楽

2
何やら、小説としての臨場感や心情表現などが乏しくてテレビゲームのような設定であまり心に響く作品ではなかった。 2015/02/27

Yunemo

2
「『新自由主義』と『グローバリズム』をデフォルメして、エンターテイメントとして世に訴えかける」と、あとがきに記しているけど。ちょっと、という感じがしてなりません。なおかつ、それぞれに心的外傷を抱える登場人物。背景だけで異常な世界になってしまっているのでは、自身、混沌としてしまったのが事実。行き過ぎた市場競争への追求、どこまでが正常範囲なのだろう。何となくこなしきれないまま物語としての体裁だけを整えて、我々に新たな命題を提起した、された、と感じて読了。2014/02/04

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