妙見信仰の史的考察

妙見信仰の史的考察

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  • サイズ A5判/ページ数 364p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784782408056
  • NDC分類 186.8
  • Cコード C1014

内容説明

いまは、土俗信仰という言葉であっさり割り切られている妙見信仰の、過去における推移に反射させて国史を展望する。

目次

妙見寺―妙見菩薩信仰の上限
須弥山から妙見星へ―白鳳の世の妙見信仰
東方薬師琉璃光如来―奈良の世の妙見信仰の曲折
北山の北辰親祭(常嗣・良房のこと)―平安初期、桓武天皇創始の妙見祭祀
御燈のおんきよまはり―行事化された天皇の北辰献燈
北斗供と尊星王供―平安後期の貴族の妙見信仰
善法寺―宇佐・石清水の八幡と妙見菩薩の習合
北斗山金剛授寺―千葉氏累代の妙見信仰
鎌倉時代の妙見信仰(妙見の一手鏑矢)―頼朝と鎌倉武士達の北斗信仰
関東呪詛の壇―後鳥羽院の妙見信仰利用〔ほか〕

著者等紹介

中西用康[ナカニシモチヤス]
明治32年生まれ。大正8年東京府立第四中学校卒業。大正10年慶應義塾大学法学部予科修了。大正13年慶應義塾大学法学部法律科本科卒業。昭和2年慶應義塾大学大学院退学。昭和5年京都帝国大学文学部史学科選科修了。伊勢神宮外宮祠官の家に生まれ、家伝の妙見像の縁により妙見信仰の研究に心血をそそぐ。昭和42年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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makkachinn

0
妙見信仰は中国大陸の道教とインドの菩薩信仰の一部が習合して、六世紀ごろに日本に上陸したもの。宮中での信仰や千葉氏、大内氏、相馬氏などの崇敬ぶりが事細かく書かれている。・気になる点、江戸、明治についての記述は少ないか。隠れキリシタンが北極星をマリアに見立てて信仰したという下り程度で深堀りはあえて避けている。興味ある人にとって十分参考になる本だろう。2017/11/15

今西行

0
妙見信仰について…一個人がこれだけよく研究されたものだと思う。亡くなった著者の膨大な原稿をもとに出版されたそうだ。出版関係者の尽力もあってか、読みよく仕上がっている2012/01/17

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