出版社内容情報
日本の食中毒患者の45%を占めるノロウイルス食中毒や福祉施設での感染症は、早急に対策を必要としている。本書は感染症、食中毒の両面からノロウイルスの現場に即した対応策、拡大防止策、消毒方法をまとめた日本で初めての専門書。2色刷で現場に分かりやすく解説。改訂第2版にあたって、新たに事例の内容を追加するとともに厚生労働省のQ&Aを最新のものにして、これまでの「正しい手洗いと汚物処理」DVDに「手袋の着脱」についての映像を充実させた。
ノロウイルスとは何者か/ノロウイルスの知識と感染予防/事例から学ぶノロウイルス対策/臨床医からみたノロウイルス感染症/ウイルスの消毒と手洗い
丸山 務[マルヤマツトム]
監修
目次
1 ノロウイルスとは何者か
2 ノロウイルスの知識と感染予防
3 事例から学ぶノロウイルス対策
4 臨床医からみたノロウイルス感染症
5 ウイルスの消毒と手洗い
Q&A
資料
著者等紹介
丸山務[マルヤマツトム]
公益社団法人日本食品衛生協会学術顧問。帯広畜産大学獣医学科を卒業し、東京都立衛生研究所に就職。国立公衆衛生院衛生獣医学部長、麻布大学教授を経て現職。専門は食品が関わる微生物、特に低温で増殖する細菌の病原性や疫学の研究。食品衛生の専門家の立場から食中毒予防や食品の安全管理の知識・技術の教育、普及活動を続けている
井上栄[イノウエサカエ]
国立感染症研究所名誉所員、大妻女子大学名誉教授。東京大学医学部卒業、同大学院博士課程修了。国立予防衛生研究所ウイルス中央検査部、国立公衆衛生院衛生微生物学部長、国立感染症研究所感染症情報センター長を経て、2001~2012年大妻女子大学家政学部教授。ウイルス診断法の開発、感染症情報の発信、健康教育に従事
西尾治[ニシオオサム]
愛知医科大学客員教授。国立感染症研究所元感染症情報センター(現感染症疫学センター)第六室長。鳥取大学農学研究科修士課程獣医学専攻を修了し、愛知県衛生研究所に就職。国立公衆衛生院衛生微生物学部ウイルス室長を経て現職。専門は下痢症ウイルス、特にノロウイルスによる食中毒、感染症のウイルス学、ウイルス診断法の開発および分子疫学に関する研究。ウイルスに関する知識、技術に関する教育・研修を担っている
中村明子[ナカムラアキコ]
東京医科大学兼任教授(微生物担当)。NPO栄養衛生相談室理事長。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)を卒業し、国立予防衛生研究所細菌部室長、共立薬科大学理事・特任教授を経て現職。専門は腸管感染症の病原性および疫学の研究。1996年のO157大発生以降、学校給食における食中毒予防のため衛生管理の指導を行っている
相楽裕子[サガラヒロコ]
前横浜市立市民病院感染症部部長、日本感染症学会認定専門医・指導医。東京医科歯科大学医学部卒業。同大学医学部第一内科、東京都立豊島病院感染症科を経て、2008年3月まで横浜市立市民病院感染症部部長。感染症拠点病院において腸管感染症、輸入感染症、HIV感染症などの診療を通して地域医療に貢献した
古田太郎[フルタタロウ]
サラヤ(株)商品開発本部。バイオケミカル研究所技術顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 佛教藝術 155号