出版社内容情報
初版の発行から10年。今回の改訂で第3版を数え、内容もさらに充実したものとなった。資料や統計を新しくしたのをはじめ、「微生物の分類」は、遺伝子の配列による系統進化の考えに基づいた分類に沿って大幅に書き改められた。「食中毒の社会的性格」の項目の加筆訂正、「食中毒の発症菌数」の研究成果を取り入れ、ノロウイルス、カンピロバクターを詳しくした。「凍結と微生物」について加え「予測微生物学」の研究や応用を加筆した。
第1章 食品微生物
食品微生物とは/主な食品微生物-細菌・細菌の分類・主な食品腐敗細菌・真菌
第2章 食品に由来する主な病原微生物
食中毒と社会/食中毒の動向/食中毒の型と発症菌数/主な病原微生物
第3章 環境と微生物
微生物の増殖と死滅/酸・アルカリと微生物/低温と微生物/微生物と水/複合的な要素による食品保存-ハードル理論
第4章 加熱による微生物の殺菌
加熱殺菌と微生物/微生物の熱死滅/熱死滅への環境要因の影響/細胞胞子
第5章 予測微生物学
予測微生物学のあらまし/予測モデル/予測微生物学の応用/予測微生物学の展開/微生物の死滅の予測
清水 潮[シミズウシオ]
著・文・その他
目次
第1章 食品微生物(食品微生物とは;主な食品微生物)
第2章 食品に由来する主な病原微生物(食中毒と社会;食中毒の動向 ほか)
第3章 環境と微生物(微生物の増殖と死滅;酸・アルカリと微生物 ほか)
第4章 加熱による微生物の殺菌
第5章 予測微生物学(予測微生物学のあらまし;予測モデル ほか)
著者等紹介
清水潮[シミズウシオ]
1930年東京に生まれる。1959年京都大学大学院農学研究科博士課程修了、農学博士。1959~73年千葉大学腐敗研究所助手、助教授、食品微生物学の研究に携わる。1973~91年東京大学海洋研究所助教授、教授、海洋微生物学の研究に携わる。1991~94年広島大学生物生産学部教授、海洋環境学教室に所属。1994~2000年東京農業大学客員教授。1994年~東洋水産株式会社顧問。その他、1989~95年メリーランド大学海洋バイオテクノロジーセンター非常勤教授。1992~95年国際微生物生態学委員会(現国際微生物生態学会)委員長。1993~95年日本微生物生態学会会長。2000年日本微生物生態学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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