内容説明
「神の食べ物」であるカカオがチョコレートになるまでの長い歴史を振り返りながら、その中で重要な役割を果たしてきたさまざまなサイエンスに光を当てる。
目次
お菓子の王様
チョコレートの故郷の風景
カカオ豆の発芽
カカオの花の受粉とポッドの生育
カカオ豆の発酵と乾燥―チョコレートは発酵食品
カカオ豆の焙炒と香りの誕生
メソアメリカの人々がカカオを飲む
ヨーロッパ人がカカオと遭遇
メソアメリカから世界へ
カカオがヨーロッパで華麗に変身
「飲むココア」と「食べるチョコレート」の誕生
現代のチョコレートの完成
チョコレートの未来
著者等紹介
佐藤清隆[サトウキヨタカ]
1946年生まれ、広島大学名誉教授、工学博士。1974年、名古屋大学大学院工学研究科応用物理学専攻博士課程を終えて、広島大学水畜産学部(現在の生物生産学部・大学院生物圏科学研究科)食品物理学研究室の助手、助教授を経て1991年に教授となり、2010年に退職。脂質の構造と物性の基礎と応用に関する教育・研究に従事。アメリカ油化学会「Stephane S.Chang賞」(2005年)、世界油脂会議「H.P.Kaufmann Memorial Lecture賞」(2007年)、アメリカ油化学会「Alton E.Bailey賞」(2008年)などを受賞
古谷野哲夫[コヤノテツオ]
1956年生まれ、農学博士。早稲田大学大学院理工学研究科応用生物化学専攻修士課程を修了後に、1982年明治製菓(株)入社。チョコレートを中心とした研究開発に携わる。1992年、チョコレート油脂の研究で広島大学にて農学博士号を取得。現在、(株)明治菓子開発研究所長。カカオ豆に関しては世界十数カ国のカカオ産地を訪問、各国のカカオ栽培・処理状況や品質を調査研究し、現地への指導にも当たっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こぽぞう☆
そり
hide
桃水
セルジオ肥前
-
- 和書
- 数の話題事典