内容説明
本書は、食品の安全性を確保する国際的な流れの中で、食品に対するカビの危害を読者にとって理解しやすく、かつ実務的に役立つことを念頭に執筆したものである。
目次
第1章 カビの分類と特徴、生態
第2章 食品から検出される主要カビの形態
第3章 食品汚染カビによる健康リスク
第4章 食品におけるマイコトキシン汚染
第5章 農作物のカビ汚染
第6章 低温流通食品での耐冷性カビ・酵母の汚染
第7章 常温流通加工食品での好乾性カビの汚染
第8章 加熱加工食品での耐熱性カビの汚染
第9章 食品におけるカビの制御
著者等紹介
宇田川俊一[ウダガワシュンイチ]
1931年東京生まれ。1953年東京農業大学農学部農芸化学科卒業。1955年厚生省国立衛生試験所(現、国立医薬品食品衛生研究所)入所、薬用植物部勤務。1960~61年東京大学薬学部植物化学・生薬学教室研究生。1965~66年カナダ、トロント大学在外研究員。1968年農学博士。1967~91年国立衛生試験所衛生微生物部主任研究官、同部真菌室長、同部第三室長、専門は菌学、食品衛生、医真菌学。1991~92年千葉大学医学部客員教授。1991~東京農業大学総合研究所客員教授、客員研究員、(財)日本食品分析センター学術顧問、現在に至る。日本菌学会会長(1989~91)・編集委員長、日本菌学会賞受賞、日本食品微生物学会名誉会員、日本菌学会名誉会員、日本医真菌学会名誉会員、マイコトキシン研究会名誉会員、米国菌学会終身会員、英国菌学会終身会員、国際人獣医真菌学会終身会員、ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。