出版社内容情報
平安時代末期。平氏の棟梁・清盛の太政大臣任命を機に、武家から貴族へと勢いを強めはじめる平家。 しかし、清盛の台頭を面白く思わない後白河法皇をはじめ、朝廷の院政勢力による反平家の波が起こりはじめる…。 平安貴族と武士たちの栄華から滅亡までを描くことで、日本独自の風情をかもしだす、軍記物語の傑作を漫画化。
内容説明
平安時代末期。平氏の棟梁・清盛の太政大臣任命を機に、武家から貴族へと勢いを強めはじめる平家。しかし、清盛の台頭を面白く思わない後白河法皇をはじめ、朝廷の院政勢力による反平家の波が起こりはじめる…。平安貴族と武士たちの栄華から滅亡までを描くことで、日本独自の風情をかもしだす、軍記物語の傑作を漫画化。
目次
清盛と後白河法皇
鹿ケ谷事件
治承3年のクーデター
以仁王の乱
頼朝挙兵
清盛死す
平家都落ち
義仲都入り
義仲の最期
一ノ谷の戦い
屋島・壇ノ浦の合戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
251
栄枯盛衰、諸行無常の響きありで有名な平家物語。平家が落ちぶれていくのも新たな勢力がまた出てきて滅びるの繰り返しで人間社会は成り立っているのだと達観した気持ちになった。2019/02/11
maimai
31
軍記物の傑作である平家物語を漫画にした作品です。キーワードは「諸行無常」この世の中には同じである物なんて一つも無くて全ては変化する。最盛を誇った平家でさえも武士の台頭により衰え滅亡した。盛者必衰の理ですね笑 僕も人から褒められて天狗になったときの戒めにしたいです。またうまくいかなくて落ち込んでるときの救いの言葉にしたいです。「諸行無常」ずっと同じものなんて世の中に一つもないんですね(* ̄∇ ̄)ノ2016/04/17
コダマ@ようやっとる!
11
平清盛をメインとした平家の盛衰の物語。
アルカリオン
10
中高生の頃だったと思うが、「源氏の活躍・勝利を描いた作品なのに『平家』を冠しているのは不思議だ」と思っていた。しかし、平家の栄枯盛衰を描くのがこの作品。タイトルに美意識を感じる▼結局、ただの権力争いなわけだが、私自身、幼少の頃より「源氏=善、平氏=悪」という刷り込みが強烈に行われている。同様の人が多いのではないかと思うがどうだろうか?▼先日、『修羅の刻』「義経編」を通読しなおしたところだったので、エピソードを重ねながら楽しむことができた。2021/05/12
マネコ
8
面白い時代ですが同族や親戚が多くややこしい平家物語もマンガで見ると流れが分かり面白いです。しかしこの時代を乗り切った後白河天皇は傑物ですね笑2019/02/13