出版社内容情報
★ 「どうしてこうなるの?」「もっと知りたい! 」
STEAM教育で感性と創造力を育む!
★ 身近なもので科学のおもしろさを体感!
★ 見て、触って、感じて『自分で考える力』を育む!
★ 親子で、お友だちと楽しむことで『非認知能力』が鍛えられる!
◆◇◆ 著者からのコメント ◆◇◆
SDGsは2030年を目標にされています。
2050年には、カーボンニュートラルを
日本政府は目指しています。
このように、私たちが生きていくことができる
「母なる地球」を守っていこうという取り組みが、
日々行われています。
このようなことを実現するのに、
理科実験はとても大切です。
どんな時代にあっても、実は、非認知能力といって、
積極性や粘り強さ、リーダーシップや
モチベーションの高さといった能力は、
誰もが大切な力だと認めていることでしょう。
心豊かに、社会生活を送るために、
非認知能力は重要とされており、昨今、
非認知能力を伸ばす子育てが注目されています。
そんなことを手助けしてくれるのが
STEAM教育です。
是非、人類共通の宝ものでもある子どもたちを、
STEAM実験を通して、そのような力が
身につくように育てていきたいですね。
東京理科大学 理学部 教授
北九州市科学館スペースラボ館長
川村 康文
人間にしかできない創造的、感性にかかわる事柄として、
幼児期のSTEAM科学実験では
「おもしろい」「ふしぎだな」「もっと知りたい」
など知的好奇心を働かせて見たり、感じたり、
考えたりして環境にかかわりそこでの気づきや感動を
おともだちや先生たちと伝え合ったり、
楽しんだりすることが大切です。
それにより「科学の心」が育っています。
「不思議に気づく能力」が、幼少期から習慣として
保育園や幼稚園の先生たちと過ごす園生活の中で、
身体に染み込ませることがとても大切です。
この本では、年少から年中、
年長児に向けて年間行事にあわせて種類、
数々のSTEAM科学実験をたくさん紹介しています。
子どもたちと先生で、STEAM科学実験あそびを実践し、
「不思議を体験できる環境」に、
一歩踏み出して、つくってみてください。
きっと、先生たちも子どもたちといっしょに
おもしろくて楽しいSTEAM科学実験あそびに
夢中になることでしょう。
幼児教育専門家
東京理科大学 研究補助員
小林 尚美
目次
ふうせんロケットでともだちづくり
糸でんわで声をきいてみよう
なふだをつくってじこしょうかいしよう
こいのぼりで風の向きをしらべよう
かざぐるまをつくってまわしてみよう
風あそび 息でピンポン玉をふいてみよう
ペンで描いたきんぎょをおよがしてみよう
アジサイの花などで色が変わるふしぎな液体
七夕のたんざくは、おり紙にせっけんで絵を描いてつくろう
水がこぼれないコップ〔ほか〕
著者等紹介
川村康文[カワムラヤスフミ]
東京理科大学理学部教授。北九州市科学館スペースラボ館長。(社)乳幼児STEM保育研究会理事。1959年、京都市生まれ。博士(エネルギー科学、京都大学)。専門は、STEAM教育、科学教育、サイエンス・コミュニケーション。高校物理教師を約20年間務めた後、信州大学教育学部助教授、東京理科大学助教授・准教授を経て2008年4月より現職。2022年4月より、北九州市科学館スペースラボ館長を兼任。サイエンス・レンジャー。「温暖化星人から地球をまもる 宇宙船にっぽん号のたたかい」の公演は200回を超えている。平成20年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)をはじめ、科学技術の発明でも賞を多数受賞
小林尚美[コバヤシナオミ]
幼児教育専門家。(社)乳幼児STEM保育研究会会員。大阪生まれ。4歳からスズキ・メソードでピアノを習い、幼稚園教諭や保育士として音楽に親しむ。こころの教育を基本に、乳幼児を対象とした音楽と科学実験のコラボレーションによる実践をしてきた。大阪での園長経験を経て、東京で園長を務めた後、東京理科大学川村研究室の研究補助員として在籍。STEAM教育の一環として、幼稚園、こども園、保育園へ、幼児のSTEAM科学実験あそびの授業を実践している。幼稚園や保育園の先生がたに講演を行ったり研修会を実施し、STEAM教育を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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