内容説明
日本最古のかき氷の記述にでてくる「あまづら」。この古代の甘味料を再現し、分析した記録を綴る。
目次
第1章 歴史のなかの甘葛煎(長屋王と甘葛煎―「甘葛」の初出資料;『延喜式』にみえる甘葛煎―その収取と用途 ほか)
第2章 甘葛煎の再現実験(奈良女子大学における初の再現実験(二〇一一年)
奈良女子大学における第二回目の再現実験(二〇一六年) ほか)
第3章 甘葛煎の分析(ツタ樹液と甘葛煎に含まれるシュウ酸カルシウム結晶の顕微鏡観察(二〇一一)
甘葛煎とツタ樹液に含まれる針状結晶について ほか)
第4章 奈良と菓子(奈良の都で食された菓子;平安時代の菓子 ほか)
著者等紹介
山辺規子[ヤマベノリコ]
研究院人文科学系人文社会学領域・教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。文学修士(京都大学)。専門は西洋中世史、イタリア史、食文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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