内容説明
日本の事例に基づくポストSDGs時代の人文学論集!人類学、民俗学、考古学を横断しながら、資本主義・消費社会の網目に完全には絡めとられない余白を見出し、生活空間を主体的かつ自律的に維持・運営するための文化を持続させる人々の営みを描き出す。
目次
序章 文化的持続可能性とは何か―日本から問い直す
第1章 祭礼組織運営の人的課題と文化的持続可能性―栃木県日光市七里生岡神社大祭の事例から
第2章 地域とサイバー空間の相互作用に支えられる儀礼の文化的持続可能性―栃木市都賀町家中の鷲宮神社における強卵式の事例から
第3章 近世・近代の漆製品の消費にみる文化的持続可能性―物質文化の視点から
第4章 農業新規参入者2人のイキカタに見る文化的持続可能性―経済・社会・環境という3本柱のバランスを考える
第5章 文化的持続可能性への人類学からの応答―文化のゆるやかな共鳴を捉えるために
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