出版社内容情報
時田昌瑞[トキタマサミズ]
著・文・その他
伊藤ハムスター[イトウハムスター]
イラスト
内容説明
ことわざの数だけ世界がある!「マングース殺して後悔(ネパール)」「苦労はお前の、金なら俺の(モンゴル)」「ロバをしっかり繋げ、後はアッラーに任せよ(トルコ)」「ウオトカよ、こんにちは、理性よ、さようなら(ジョージア)」「ワインは年寄りのおっぱい(スイス)」「大きなジャガイモを集めるのが最高(アイルランド)」などなど、ユニークな世界のことわざをイラストとともにご紹介!日本では通じないけれど、あなたも使ってみたくなるかも?
目次
カボチャを被って豚小屋に入る(韓国)
水の中の月を掬う(中国)
うんこした奴は逃げ、おならした奴だけ捕まる(朝鮮語)
蛇の口に手を入れるな(フィリピン)
井戸と喧嘩して渇きで死ぬ(インドネシア、マレーシア)
天が落ちてくれば人差し指では支えられない(インドネシア)
心臓を奪われたら心臓を奪い返せ(パプアニューギニア・エンガ族)
海の塩と山のタマリンドが鍋の中で出会う(インドネシア、マレーシア)〔ほか〕
著者等紹介
時田昌瑞[トキタマサミズ]
1945年生まれ。早稲田大学文学部卒業。日本ことわざ文化学会副会長。ことわざのほか、いろはカルタ研究の第一人者。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりぃ
13
「縄は長いのが、スピーチは短いのがいい」というロシアのことわざに激しく同意。あと、面白いなぁと思ったのはジョージアの「ウォッカよ、こんにちは、理性よ、さようなら」ですね笑。 イラストも面白く、解説のページには似ている他の国のことわざも載っていてとってもタメになります。でもこれはたぶん一生使いませんね笑。2021/08/10
のりのり🍳ぽんこつ2𝒏𝒅
11
日本のことわざにだって普段使わないレアなものがあるが、本書では膨大な世界のことわざの中から極めてレアなものを集めたらしい。ホントにこんなことわざあるのか?というものから、日本でも似たようなのがあるなぁというものまで。『うんこした奴は逃げ、おならした奴だけ捕まる』←そんな殺生な…『どこの家のクローゼットにも骸骨がある』←いや無いやろっ!(笑)と、文字面だけ見ると突っ込まざるを得ないけど、その真意を知るとインパクトのあるそのことわざに納得。2021/11/28
秋良
9
特捜部Qというデンマークのミステリー小説に、ラクダの諺を使うシリア人が出てくるんだけど、そんな感じで世界中の諺にはその土地の生き物や風物が織り込まれていることが分かる。そして「結婚を長続きさせるなら女は盲人に、男は啞になれ」や「友の多い者に友は一人もいない」など身も蓋もない諺が多い。まあ格言めいてると逆説的にオブラートに包む効果が無くも無い……かもしれない。2021/10/03
にゃーごん
5
色んな国の色んなことわざを紹介するとともに、対応する日本や外国のことわざがあれば、それらも記載している。そのため、表現や言い回しには各国の個性がでるものの、人間が考えることは根本的には一緒なんだな〜ということがよくわかる。気に入ったのはアイルランドの「大きなじゃがいもを集めるのが最高」ってやつ。「大は小を兼ねる」に相当する意味だそうで、収穫するじゃがいもが大きければ収穫袋も早くいっぱいになるからいいよねってことに由来するらしいんだけど、「最高!」っていうテンションが好き(笑)。2021/08/20
Tucker
2
同じ事を言っているのに、パッと見た瞬間には(日本人にとって)意味不明なものや、言われてみれば、その通り、といったものまで。 ことわざは、長い年月で濾過されているだけに、それぞれの国のお国柄が出ていて、面白い。2025/03/16
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