内容説明
本書は全ケースにわたって医師と文化人類学者・社会学者が協働で執筆した、これまでに類のない事例集型の教科書です。医学生や医師に社会科学と臨床との関連性を感じやすくさせ、学習者の関心・学習意欲を喚起しやすい臨床現場のケースをもとに学べます。臨床現場の多種多様なケースから立ち上がる問題を人類学・社会学的な視点で考えることができるよう、それぞれのケースは、医師が提示したものか人類学者・社会学者が記述したものを医師が監修したもので構成しました。医学教育モデル・コア・カリキュラム(B‐4医療に関連のある社会科学領域)に準拠しています。
目次
第1部 人類学・社会学の視点と方法(なぜ医学生が人文社会科学を学ぶのか?;社会科学と医療;エスノグラフィと文化人類学の視点)
第2部 臨床症例/事例で学ぶ人類学・社会学(患者・家族の一見不可解な言動;治療やサービスを拒否されたら;生殖医療・小児医療の現場から;在宅医療の現場から;看取りの現場から;外国人・国際保健;他職種との協働)
著者等紹介
飯田淳子[イイダジュンコ]
川崎医療福祉大学医療福祉学部教授
錦織宏[ニシゴリヒロシ]
名古屋大学大学院医学系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ponyolon
1
家庭医必読。普段考えてることが、人類学的な視点とかなり被っていることがわかった。2021/06/13
文狸
0
こちらに感想を書きました。 https://satzdachs.hatenablog.com/entry/2021/05/31/2324052021/05/31
young
0
いやー目からうろこ。きちんと患者の背景に向き合うってこういうことなんやな。chaosな症例であっても向き合える武器を手に入れたような感じ。改めて文化人類学の深さと面白さを知った。2021/05/07
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