出版社内容情報
日本のマンガ黎明期を活写した自伝的作品!
ひとりの少年が、一本の道を進もうとしている……その道は まんが道!! そして、その少年の名は 満賀道雄!───敗戦直後、富山県高岡市の小学校に転校した満賀は、そこで自分より絵が格段にうまい少年・才野 茂と出会う。すぐさま意気投合した二人は無二の親友となる。この頃すでに漫画家を目指して才野の情熱と力量に圧倒された満賀は、それまでに持っていた自信とプライドをかなぐり捨ててゼロから漫画の勉強をしようと決意する。やがて二人は高岡中学に入学。中学生になった記念に“二人の作品を掲載する雑誌を作ろう”と才野が提案する。そして約1か月後に完成した肉筆雑誌は「マンガ少年」と名付けられ、近所の子供達に回覧され大好評を博した。その後、高岡高校へと進学した二人はある日、『新宝島』の存在を知る。この漫画こそ戦後児童漫画の革命的名作であり、かつ手塚治虫の処女出版作であった! この時初めて二人は“神様”に出会あったのである───雑誌掲載時のカラーページを多数収録した決定版!
巻末イラスト:単行本未収録扉・原稿(カラー)収録
内容説明
日本の漫画黎明期を知る作者だからこそ描けた自伝的作品。雑誌掲載時のカラーページを多数収録!巻末に「雑誌初出時のカラー扉」を再現!!
著者等紹介
藤子不二雄A[フジコフジオエー]
本名:安孫子素雄(あびこ・もとお)。1934年生まれ。高岡の小学校で出会った藤本弘(藤子・F・不二雄)と切磋琢磨しながら「まんが道」を歩む。藤子不二雄の名でコンビを組んでからは『オバケのQ太郎』などの大ヒット作を連発。1987年にコンビを解消して藤子不二雄Aとなってからも話題作を発表し続ける。特に『笑ゥせぇるすまん』はブラックユーモアというジャンルを日本に定着させた。また、その創作意欲は漫画にとどまらず、柏原兵三の小説『長い道』を漫画化した後にプロデューサーとして映画化した『少年時代』(監督:篠田正浩)は1990年に公開され、日本アカデミー賞を始め様々な映画賞を受賞。井上陽水が作詞・作曲した同名タイトルの主題歌はミリオンセラーとなった。その他の主な作品に『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』『魔太郎がくる!!』など多数。エッセイの名手でもあり、多くの著書がある。2022年4月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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