内容説明
ＡＤＨＤは子どもの病気じゃありません。日本人の１０％はＡＤＨＤではないかと言われています。セルフチェックシート付き。
目次
第１章 ＡＤＨＤな天才たち（坂本龍馬―泣き虫で不器用な「寝小便たれ」が、姉のサポートで偉人に；トーマス・エジソン―小学校を３カ月で追い出された息子に「実験室」を与えた母 ほか）
第２章 大人のＡＤＨＤとは何か？（ＡＤＨＤとは何か？；ＡＤＨＤは「軽度発達障害」のひとつ ほか）
第３章 大人のＡＤＨＤ １０のケーススタディ（朝起きられず、大学の講義についていけない；仕事のミスとトラブルが異常に多い ほか）
第４章 私自身もＡＤＨＤです（幼児期―言葉が出ない、パニック、幼稚園リタイア…；学童期―ボーッとしていて、音楽も工作も体育もできない、いじめられっ子 ほか）
第５章 大人のＡＤＨＤの治し方（４０歳、５０歳からでも治せる；まず受け入れ、認めることから始まる ほか）
著者等紹介
星野仁彦［ホシノヨシヒコ］
１９４７年、福島県生まれ。福島県立医科大学卒業、医学博士。米国エール大学児童精神科留学、福島県立医科大学神経精神科助教授、福島学院短期大学教授などを経て、メンタルヘルスセンター、福島学院大学福祉学部福祉心理学科教授。専門は、児童精神医学、精神薬理学など。大学での、精神医学や精神保健等の研究・講義のかたわら、心療内科医としてもＡＤＨＤ、ＢＰＤ他、子どもから高齢者まで、幅広い患者の治療にあたっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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うさこ
9
類書をたくさん読んでいるのであまり新しい発見はなかった。ADHDと推測される偉人の実例がたくさん載っていたが、普通の人は偉人たちほどの能力はなくハンデだけあると思うのですが、一芸に秀でれば多少の至らなさは大目に見てもらえるからがんばれってことかな？治療に使われている薬の例は参考になった。ホワイトボードに用事や仕事を書き出すのは試してみるととても快適なので今後も続けたいと思います。また、まず生きがいを見つけ、それを優先することにして、それ以外の最低限の雑事をこなそうとするといいとありました。2011/05/18
ゆきねこ
7
心療内科医で自身もＡＤＨＤと公言している著者が大人のＡＤＨＤについて付き合い方を書いています。何歳からでも治るそうです。そのためにはまず診断を仰ぎ、認め、サポーターをさがすことだそうです。2012/03/25
やもち
4
長男（小1）にADHDの要素があるなぁと妻と話をしていたら、妻から「私はのびた型であんたはジャイアン型」と指摘されてびっくり！確かに不注意で失敗することはあるし、子どもに怒鳴ることはあるけど・・・。で、本書にあるADHD度は40/100点（50点がボーダー）。「たとえ治療を受けるほど深刻でなくても、『なにかとうまくいかないことが多いのはADHDのせいかも』と自覚し、トラブルを減らすコツを身につけることで、今よりはるかに生きやすくなり、自分ならではの特徴をもっと発揮できるようになる」。まずは受け入れよう！2017/03/10
fumikaze
4
私は医者の診断ではADD 混在の「アスペルガー障害」であるが、この診断テストも事例も殆ど自分にあてはまる。(例外は「ひらめき、創造力には自信がある」という一点。残念！) 著者は、薬物治療を続けることで仕事や生活のコツや自制心が身に付き過半数が薬に頼らなくても平穏に暮らせるようになる、という。しかし私は薬を続けても改善されない、残りの半数だったようだ。それと【サポーターが不可欠なので、なんとしても見つけてください】と書いてあるが、これがまず私には大難関だ。2015/05/31
Books1419+
4
あるていどは、自分にもあてはまる。そんなに重症ではないと思いたいけど。職場に、ADHDかな？と疑わしき人がいるけど、一回専門医の診断を受けるように薦めたほうがよいのだろうか？2013/11/04
