出版社内容情報
コスミック時代文庫
【目次】
内容説明
北町奉行所定町廻り同心・井原伊十郎は、許嫁の百合との会食を予定していた当日、何者かに襲われ監禁されてしまう。命からがら脱出したが、百合との約束は反故に…しかしこれは不幸の始まりに過ぎなかった。翌日、そこから男の死体が見つかると、当番の南町奉行所同心・河合重三郎は伊十郎に疑いの目を向け、謹慎を命じたのだった。潔白を証明するためには、真犯人を見つけ出さなければならない。伊十郎は屋敷を抜け出て探索に出るが、そのことで河合の疑いは確信に変わる。遂に伊十郎は下手人とされ、追っ手が奉行所総出の大逃走劇が始まった!真犯人を見つけるのが先か、伊十郎が捕まるのが先か―絶体絶命の第六弾。窮地の伊十郎の目の前に現れたのは…?
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。『絆』で日本推理作家協会賞を、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。「風烈廻り与力・青柳剣一郎」で、時代小説シリーズを本格的に開始。以降、ミステリー、時代小説の旗手として絶大な人気を誇る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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