告白します、僕は多くの認知症患者を殺しました。

石黒 伸【著】

現代書林（2017/03発売）

• サイズ B6判／高さ 19cm
• 商品コード 9784774516196
• NDC分類 493.75
• Cコード C0047

出版社内容情報

プロローグ　２年間寝たきり、点滴だけで生きていたおばあちゃんが復活した



第1章　患者がどんどん悪くなる…間違いだらけの認知症医療



第2章　コウノメソッドこそが、あなたの大切な人を救う



第3章　認知症は在宅だからこそよくなる！



第4章　点滴療法でみるみる患者がよみがえる



第5章　コウノメソッドを駆使し、在宅での「全人的医療」を

内容説明

認知症のクスリで認知症を悪化させる医師たち。過ちに気づいた僕はコウノメソッドと出会い、患者と家族を救える医者になりました。

目次

プロローグ　２年間寝たきり、点滴だけで生きていたおばあちゃんが復活した
第１章　患者がどんどん悪くなる…間違いだらけの認知症医療
第２章　コウノメソッドこそが、あなたの大切な人を救う
第３章　認知症は在宅だからこそよくなる！
第４章　点滴療法でみるみる患者がよみがえる
第５章　コウノメソッドを駆使し、在宅での「全人的医療」を
エピローグ　日本の認知症医療をいま一度洗濯致し申し候

著者等紹介

石黒伸［イシグロシン］
医療法人アクア理事長。アクアメディカルクリニック院長。１９７６年名古屋市に生まれ。１９９５年東海高校卒業。２００２年愛媛大学医学部を卒業し、泌尿器科外科医を目指す。２００４年大阪大学大学院に国内留学するも、２００６年同大学院を中退。２０１１年アクアメディカルクリニックを開院。名古屋フォレストクリニック河野和彦医師と出会い認知症治療に覚醒。２０１３年「コウノメソッド実践医」として登録。認知症・神経難病患者の在宅医療をする傍らコウノメソッドの普及を目指し精力的に講演活動を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

う～ん。良くも悪くも信ずることに邁進される方なんだろうなあ…と思いつつ読みました。義父が受けてきた認知症治療と重ねつつ、悲しい気持ちで前半を読み、コウノメソッド、在宅介護を勧める後半にさらに気持ちが沈みました。「患者さんのため」。彼の情熱とより良い治療を模索する姿勢は尊敬しますが、読みながら格闘する介護者～義母～たちの姿がよぎりました。私が読んだ本には帯がないのですが、このタイトルで満面の笑みを浮かべる医師の写真を配するのはちょっと無神経じゃないかなあ。まっすぐな気持ちは伝わってきます。

2018/10/26

[羽衣 空]

河野メソッドという認知症の治療法の話。こういう治療法もあるのだという事を頭の隅にインプット。近親者が万が一患ったら参考にしたい。

2017/05/03

[okatake]

衝撃的なタイトルですが。。。コウノメソッドと言われている、現在の日本では異端視されている認知症治療実践医の著作。認知症の保険認可薬は現在４種類、その処方には増量規定というものがあるそうです。一定期間で少しずつそれぞれの薬を増量していかないと保険診療上レセプトが通らない。しかし、その増量規定に沿って実践すると副作用により、状態が安定するどころか増悪するケースが多いとのこと。 一方、コウノメソッドでは、状態を確認し少量から適応していく。そして、個々の症例を見てカスタムメイドでの治療であることが特徴とのこと。

2017/04/14

[renren]

「殺す」はもちろん字面どおりでなく、人の特性や症状の表れを見ずに薬の添付文書通りに認知症薬処方して寝たきりにさせたとか、「人格を殺した」という比喩的なもの。現在の祖母の主治医はコウノメソッド実践医ではないけれど、家族が本人を観察すべき視点としてとても参考になりました。

2021/01/20

[こ～じぃ。。]

投薬だけでなくトータルなチームケアが重要。

2017/05/03