内容説明
自称文系のあなたには、数学の素質があります!文章の読み書きが得意なら、誰だって数学はできるようになるのです。数学に苦手意識があり、つい「自分は文系で…」と口ごもってしまう方もこれで大丈夫。数学発想術がむりなく身につく、永野先生の特別レッスン。
目次
第1章 数学力を呼び覚まそう(超数学的現代文読解法;数学力を意識する)
第2章 数学力とは何か(算数と数学は違う;誰もが持っている数学力;数学力を伸ばす秘訣は覚えないこと;ヒラメキが必然になる)
第3章 数学発想術―7つのパターン(整理する;順序を守る;変換する;抽象化する;具体化する;逆の視点を持つ;数学的美的センスを磨く)
著者等紹介
永野裕之[ナガノヒロユキ]
1974年東京生まれ。暁星高等学校を経て東京大学理学部地球惑星物理学科卒。同大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退。高校時代には数学オリンピックに出場したほか、広中平祐氏主催の「数理の翼セミナー」に東京都代表として参加。現在、個別指導塾・永野数学塾(大人の数学塾)の塾長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yukiho Akechi
13
上司に「課題本」と渡されて読んだ一冊(笑)。何が面白いかって、数学の本なのに現代文の試験問題が載っていたり、芥川龍之介の恋文が載っていたり、著者が文系のツボをしっかりおさえているところ。「論理的に文章や言いたいことをまとめるときは、数学世界の考え方を利用するといいよ~」と著者にやさしく諭された気分です。タイトル、文系の人狙いなら「芥川の恋文は数学的発想で説明できる」みたいな、もっととんがった感じでもよかったかも。個人的には、永野さん口調で書かれた「数学的発想をいかした文章力の本」とかがあったら読みたい。2013/12/11
Chili
10
何か、一度読んだような気もするが…。分数同士の割り算の考え方は、なるほどと思わされた2019/12/07
たか
6
専門用語や数式を最低限に抑えてあるので文系にも読みやすいです。2014/11/26
kokeko
4
「大人のための中学数学」に続いて読みました。センターの現代文に、自分は「根っからの文系」でさえもないんじゃないかとクラクラしましたが、解き終えたときの爽快感。嬉しかったです。選ばれた問題文が木村敏というのもこだわりですね。丁寧な説明に夢中で読み進められ、今やすっかり永野先生のファンです。クラッシック音楽も聴きたくなりました。 磨くぞ、数学的美的センス! 2016/03/15
しま
3
うーーーーん。根っからの文系人間です。必要十分条件の説明が何度読んでも理解出来ず(元々理解出来ていたはずだったのですが、かえって混乱した挙句自信を失いました)それ以降は斜め読み。他の説明もわかりづらい印象。私にとってはあまり向いてなかったようです。2019/05/28
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