出版社内容情報
2歳の時、満州から、必死の思いで家族で引き揚げてきたトコちゃんは、ちょっと気が弱くて運動嫌いな女の子。
台風で屋根が飛ばされても「トコ! 青空が見えるよ」とうれしそうに笑う母。
「人生おもろうないといかん!」と、とにかく前に進む父のもとで育ちました。
戦後の吹き荒れる時代の中で、歌手になり、運命の人と出会い、自由をつかんでいく加藤登紀子の物語。
今を生きる子どもたち、若い人たちに贈ります。
「どんな時も、生きるために堂々と行動する!
母がずっと後に話してくれたこの時のエピソードが、
その後の私の生き方を決めました。」(加藤登紀子)
内容説明
今から81年前に生まれたひとりの女の子が歩いた道。戦後、ユーラシア大陸の満州から必死の思いで日本に引き揚げてきたトコちゃん。吹き荒れる時代の中、さまざまな偶然が重なって、なんと歌手になって、そして…??小学校高学年から。
目次
第1章 トコちゃんはみんなの希望(トコちゃんの誕生日;終戦は始まりだった ほか)
第2章 トコちゃんの青春時代(バレーボールの選手になったけど…;富士山だ! ほか)
第3章 大学生で歌手に!(女子ボート部で美人をめざす;私はまだ18歳 ほか)
第4章 自由をつかみ、自由に歌う(人が犬を噛んだ;奇跡の出会い ほか)
第5章 疾走する流星の如く(地球に土下座してゼロからやり直す;アンダーグラウンドな歌手 ほか)
著者等紹介
加藤登紀子[カトウトキコ]
1943年、中国東北部ハルビン生まれ。1946年、日本に引き揚げ、小学校入学前から京都に住む。1956年、中学1年生から東京へ。1959年、東京都立駒場高校入学。1965年、東京大学在学中に第2回日本アマチュアシャンソンコンクール優勝、歌手デビュー。1966年『赤い風船』で日本レコード大賞新人賞、1969年『ひとり寝の子守唄』、1971年『知床旅情』共に日本レコード大賞歌唱賞を受賞。2025年に歌手活動60周年を迎える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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