内容説明
自分自身の「感覚・身体」から、他者や社会との間にある「対話・情報保障」、そして他者や社会との対話から紡がれる「物語」へ―ずっとひとりで抱えてきた「困りごと」を、自己との対話・仲間との対話で研究しよう!弱さのままに生きていける「知」、まだ誰も知らない「言葉」を探る。
目次
第1章 聴覚障害当事者研究の導入(当事者研究の歴史・理念・意義;なぜ聴覚障害領域に当事者研究を導入するのか;当事者研究の公開と安全性)
第2章 聴覚障害当事者研究の実践(感覚・身体;対話・情報保障;物語)
第3章 聴覚障害当事者研究の展望(聴覚障害当事者研究の多様なアプローチ;聴覚障害当事者研究のはじめかた―当事者研究ワークシートの活用;聴覚障害当事者研究の位置づけ、そして今後)
対談 当事者研究へ、ふたたび(熊谷晋一郎+綾屋紗月)
著者等紹介
松〓丈[マツザキジョウ]
1977年生まれ。2005年東北大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。宮城教育大学特別支援教育専攻教授、しょうがい学生支援室副室長。専門は教育心理学・特別支援教育(主に聴覚障害・ろう重複障害)・障害学生支援(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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