出版社内容情報
「もう絶対にこの手を離さない!」
大聖女となったヴェロニカは、積年の思いを叶えたエドゼルの甘すぎる愛に翻弄されながらも、王太子妃としても幸せを噛み締めていた。
次なる行事は『春分のお祭り』。前任の大聖女であるバーシアにも招待状を送ったのだが、返ってきたのは国境沿いの町で行方不明になったとの報告。
時を同じくして、市井の研究者ユゼックも連絡が取れないことを知る。
ヴェロニカは単身、調査に乗り出すが、奇妙な音に導かれるようにたどり着いた神殿で、隠し通路に引きずり込まれ――。
ヴェロニカ失踪を知ったエドゼルは、伝説の歯車を手に誓う。
「……必ず見つける」
エドゼルの執念を感じさせる捜索が始まる――!
【目次】



