遊戯療法と子どもの心的世界

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772407441
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

心理臨床において、セラピストが子どもにかかわっていくためには、「遊び」ほど自然で効果的なものはないであろう。本書では、遊戯療法に関するあらゆる臨床的課題を網羅している。著者は、30年近くに及ぶ臨床経験を基に、遊戯療法の本質、「遊び」の治療的機能、子どもの重要な心的活動としての遊び、等、遊戯療法が持つ諸特性を明らかにし、さらに心理療法一般に共通する原則的なエッセンスとして昇華させている。

目次

子どもの世界と遊び
第1部 遊戯療法の本質(遊戯療法とは何か;遊戯療法をベースとしたいくつかの鍵概念について;表現することと心理的治癒;心理療法における象徴的表現;日常的できごとにおける治癒的要因―心理臨床をめぐる日常性‐非日常性;家族をめぐる心理学的諸問題)
第2部 遊戯療法の実際(不登校少女の遊戯療法;水との和解をテーマとして恐龍の世界を生きる男児の遊戯療法;行動のコントロールが効かない子どもの事例―てんかん発作の代理的・象徴的表現を通じて;ある緘黙症男児の遊戯療法の分析―萎縮した自我と肥大した自我;遊戯療法の教育・研修)
今、子どもは病んでいるのか

著者等紹介

弘中正美[ヒロナカマサヨシ]
1948年山口県生まれ。1976年東京大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程中退。1995年千葉大学教育学部教授。2001年より、明治大学文学部教授
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