出版社内容情報
【コロナ禍で、日本人の命を軽視した役人の罪】
わざと医師を増やさず医療崩壊
仕事を怠けるために緊急事態宣言
数十年前の数式でのデタラメな予測
新型コロナウイルスによる自粛。国民に対して正しい事実を伝えず、責任逃れの発想で、健康と命を守ることを怠った厚生労働省。日本社会が機能不全に陥った元凶はここにあったのだ。「わざと医師を増やさず医療崩壊」させ、「自分たちが仕事を怠けるため」緊急事態宣言を発し、「数十年前の数式でのデタラメな予測」で大げさに煽るーーダマす、サボる、間違う! 厚労省のキャリア出身の著者が、ひどすぎる官庁の実態を、自らの実体験をもとに赤裸々に告発する。
藤井聡氏推薦!
無責任組織を信じるな!
《本書の主な内容》
金のために国民を騙した厚労省/飛沫の中にウイルスはほとんどいなかった
ワクチンの安全性を騙して接種推進/「間違わないで国民を騙す」という論理
官僚が「国民」ではなく「製薬会社」のために働く理由/製薬会社から資金提供を受けていた専門家の実名リスト
「韓量は激務である」はウソ/「医師が増えると医療費が増えるから」はウソ
なぜ霞が関では「パワハラ」が頻発するのか?/「怠けた方が相手にとってはありがたい」という仕事
データや数字を軽視する間違いだらけの「お達し」/予測や試算は「デタラメでいい」と思っている
実は、調査・分析が苦手な官僚たち/健康診断は言われたとおりに受けなくてもいい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
29
元厚生労働省の田口勇さんによる厚労省の内部告発本。よくある、外部の取材ではなく、「元」所属していた組織の人間が書いた告発本ということでリアリティがある。主に2020年~の新型コロナ対策や、2021年からの新型コロナワクチン接種を仕切る立場にあった厚労省の裏側が、データの裏付けとあわせて語られる。天下り問題や残業問題、利権問題など、触れ辛い実態も掲載されていて興味深かった、中でも「官僚は激務なのはウソ」というのが一番驚いた。コロナ禍において、各所でいろいろ言われている厚生労働省に興味がある人におすすめ。2022/04/03
yurari
3
厚労省に対する個人的な恨みがあるのではと勘繰りたくなる内容で非常にお粗末。著者は2016年に厚労省を退職しており、公開情報を元に憶測で物事を述べているだけ。若手官僚のスケジュールが紹介されていたが、著者がこの程度の仕事しか出来なかった、もしくは任せてもらえなかったということだろう。国会で委員会に出席する仕事について「半分観光気分で大丈夫です」そんな姿勢なのは著者だけだと思う。例え話も分かりにくい。半導体の話が唐突に出てきたけどなんだったんだ?久々に読みながら腹の立つ本だった。2022/05/20
たろすけ
2
某TVで討論せれていると知人に紹介されたので早速読書。 信じたい内容も多いが、引用している資料データが弱い気が、、、だがワイドショーのゲストのお医者さん、役人、TV局と広告店の思惑だけでここ2年振り回されてたんだと思う様にする事とする。2022/05/21
かつ
1
こういう悪いとことだけ指摘する本は、読んでいて嫌になる。「ブラック霞が関」のように、建設的な改善案を提案してほしい。2022/05/17
natu
0
挙がっているのが氷山の一角なんだろうなと思うとやるせない。一方向からの意見を鵜呑みにするのは危険だが、漠然と持っていた疑念が顕在化したように思う。2022/03/29