内容説明
既存事業の強化、オープンイノベーション、自社技術の向上で新たな市場を創出せよ。ウミガメの鼻にストローが刺さった動画をきっかけに2018年から業界への風当たりは急速に強まった。数々の逆境を乗り越えストローの新たな市場を開拓した岡山県の小さな会社の軌跡。
目次
序章 価値競争、人材不足、消費者ニーズの多様化―追い詰められる中小企業
第1章 安価な輸入品の流入、大量生産、廃プラ運動の高まり―吹き荒れる逆風で苦境に立たされるストロー業界
第2章 いかなる逆境でもぶれない企業理念が軸となる―社員の幸せの追求なくして会社は成り立たない
第3章 V字回復の第一歩は既存商材の地盤固め―多品種小ロット短納期を強みに国産市場で勝ち残れ
第4章 “オープンイノベーション”で新たな販路を切り拓く―ストローに見いだした「薄肉パイプ」という価値
第5章 新たな市場は自社技術の向上で守り抜く―0.1mmの誤差も出さない外径検査装置の開発
第6章 社員のスキルを最大限に発揮する環境を整えよ―清掃の徹底から着手した社内整備
第7章 衰退産業にも勝算あり―既存事業をイノベーションし、新たな市場を切り拓け
著者等紹介
井上善海[イノウエゼンカイ]
1954年生まれ。企業経営者から経営コンサルタントを経て、法政大学教授、博士(商学)。理論と実践の融合をモットーに、長年にわたって多角的な視点から企業経営に関わってきた。人を大切にする経営学会副会長、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞実行委員会副委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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