内容説明
大人になるまでの道のり(「成人期への移行」)は、一様ではない。その道のりをサポートする日本の公的支援のうち地域若者サポートステーション事業に着目し、日本のモデルとなったイギリスとの比較をつうじて、支援現場での人と人とのかかわりのあり方を描きだす。
目次
日本とイギリスの「成人期への移行」支援の研究に向けて
第1部 イギリスにおける若者支援の専門職化と現在の課題(ユースワークのはじまり―「熱意」と「献身」の時代;「ユースワーカー」の専門職化という特徴;専門職化のジレンマ―「参加していない若者」とのかかわりをめぐって)
第2部 日本における若者支援事業の形成と展開(地域若者サポートステーションの成り立ち;地域若者サポートステーション事業の展開―職員と若者の関係に注目して;サポステにおける“内”の活動と“外”の活動―有志の役割に注目して)
社会関係資本という観点からみた若者支援
著者等紹介
井上慧真[イノウエエマ]
1989年大阪府豊中市生まれ。2018年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。2018年より帝京大学文学部助教。専門は社会学・教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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