内容説明
国際政治からみる「豊かな国」と「貧しい国」。変化する関係と援助。冷戦終焉から今日までの間に、先進国・途上国の関係はどのような変化を遂げたのか?世界の中心的課題に対して、経済を超えて、民主主義、ガバナンス、安全保障をも包含するようになり、「政治化」した開発援助アジェンダに焦点をあて、国際関係を紐解く新たな指針の1つを提示する。国際組織(OECD)研究と対外政策(フランス)研究にも貢献する1冊。
目次
第1部 冷戦後の世界を迎えて(冷戦後における先進諸国の国際政治認識と政策配置;途上国をめぐる国際環境の変化と開発援助;OECDと冷戦後世界―拡大と統合;フランスと冷戦後世界―対アフリカ関係の再編)
第2部 民主主義・ガバナンス―開発援助アジェンダの政治化(1)(民主主義・ガバナンスというアジェンダの登場;DACと民主主義・ガバナンス;フランスの開発援助と民主主義・ガバナンス)
第3部 紛争・安全保障―開発援助アジェンダの政治化(2)(紛争・安全保障というアジェンダの登場;DACと紛争・安全保障;フランスの開発援助と紛争・安全保障;21世紀初頭の先進国・途上国関係と途上国の主権)
著者等紹介
増島建[マスジマケン]
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程依願退学。現在、神戸大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- おはよう21 2019年4月号