朝日文庫<br> 古代は輝いていた〈2〉日本列島の大王たち

朝日文庫
古代は輝いていた〈2〉日本列島の大王たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784022604989
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

大和盆地に根をおろした近畿王朝が、国内で勢力拡大につとめていたころ、遙か朝鮮半島では、九州王朝が高句麗好太王と戦っていた…。銅鐸王朝から、特異な鉄剣と鈴文明を持つ関東の大王まで、日本列島に展開した様々な王朝の活動をたどり、古墳時代の全貌を明らかにする。

目次

第1部 銅鐸の国家(記紀と銅鐸;名実をあらわした銅鐸国家)
第2部 近畿王朝の萌芽と発展(崇神の進出時代;東〓国の神話;東征と西征)
第3部 東アジアの動乱と九州王朝(西晋の滅亡と国内史料;高句麗好太王碑)
第4部 倭の五王の九州王朝(好太王の敵手;『宋書』倭国伝)
第5部 記紀世界の近畿王朝(応神から仁徳へ;古墳期の九州と近畿)
第6部 関東の大王(稲荷山鉄剣銘をめぐって;関東における統一権力)
第7部 近畿王朝の交替と記紀(顕宗記で消えた説話;雄略~顕宗記の説話;継体の即位と記紀の成立)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

14
倭の五王は近畿天皇家ではなく、近畿天皇家は朝鮮出兵しなかった。倭国(九州王朝)は朝鮮半島の一部を領有した。大王は近畿天皇家以外にもいた。神武東侵は史実。元地方豪族の継体天皇は皇位を不法に簒奪し武烈までの王朝を断絶させ正当化のために日本書紀を公布した。とまれ近畿天皇家一元論は絶対だった。古田は右に戦前の皇国史観を斬り左に津田左右吉の戦後「造作」史観を斬る。だが戦後史学こそ戦前の皇国史観の衣鉢を継承し、それ以上に近畿天皇家中心主義を肥大させたのだ。そして古田とて「記紀の造作」との言葉遣いをするから紛らわしい。2016/10/17

Tadashi Totsuka

2
天照大神の天孫降臨から、神武東征。古事記に記載されていたことは事実であったらしい。最後に著者の古田武彦氏は、昭和天皇の戦争責任やアメリカによる日本侵略、中国韓国による元寇による残虐の歴史認識即ち、男達の手の平に穴をあけじゅずつなぎにして海岸を引きずったこと。今も歌が残っているそうです。この罪は1000年たっても消すことは出来ない歴史認識です。アメリカによる原爆投下、無差別爆撃、占領後の街頭での婦女暴行もアメリカによる罪です。歴史認識って必要ですよね!2016/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/154025
  • ご注意事項