内容説明
震災以後、私たちはどこへ向かうべきなのか。言葉によらず顕わになる「存在」。各界からの知の問いかけ。
目次
第1章 近代主観主義の超克―文明の新しいかたち(西洋哲学史における「主観」の変遷;「包みつつ包まれる」場所について ほか)
第2章 現代文明の危機と人間―G・マルセルの時代診断とその意義(問題と技術;問題に向かう態度と実存に向かう態度 ほか)
第3章 人と人との間を見つめて生きる―西田幾多郎哲学を実践する(メンタルケアコーチとは;苦しむクライアントの背景 ほか)
第4章 ダーウィンの盲点―オートポイエーシスの進化論(ダーウィンの進化論とその展開;ダーウィニズムの盲点 ほか)
第5章 区切れない世界と自己自身の土壌化(土壌の複雑多様性と包摂性;区切る世界と区切れない世界 ほか)
著者等紹介
池田善昭[イケダヨシアキ]
1936年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。ライプニッツ・アルフィーフ客員教授、神戸学院大学、静岡大学、立命館大学、各教授を経て、現在、統合学術国際研究所名誉理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。