内容説明
親子関係や職場、友人、恋人、あらゆる人間関係の中に、心理的虐待ははびこっている。それは“やさしい暴力”とも呼ばれ、カウンセリングの現場で最も注目されている。あまりにありふれていて、じつは心に深いダメージを与える心理的虐待。その実態と対処法をわかりやすくレクチャーする。
目次
第1部 心理的虐待とは何か(見えない虐待;なぜはびこるのか ほか)
第2部 心理的虐待の種類(言葉で傷つける;態度で傷つける ほか)
第3部 心理的虐待の影響(心への影響;体への影響 ほか)
第4部 あなたは変われる(虐待とその影響に気づく;過去を乗り越え未来に生きる)
著者等紹介
ジャンツ,グレゴリー・L.[ジャンツ,グレゴリーL.][Jantz,Gregory L.]
ワシントン州エドモンズにある健康資源相談センター(The Center for Counseling and Health Resources)とパシフィック嗜癖回復センター(Pacific Addiction Recovery Center)の所長
白根伊登恵[シラネイトエ]
横浜市生まれ。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
umeko
1
生きづらさの背景には成長過程で知らずに受けていた心理的虐待があるかもしれない、と気付かせてくれる本。どうやったら生きやすくなるのか考える一助となる。「楽に生きられるようになるために必要なことは何でもしよう」誰のものでもない自分の人生、どうせなら楽な気持ちで生きたい。2018/10/23
tabitora1013
1
心理的虐待について書かれた本。心理的虐待とはなにか、どんな種類があるのか、どういう影響があるのかについて書かれており、最後に自己チェックリストがある。海外著者によるものだが、日常で遭遇する事例ばかりで、つきあいづらい人と接する際にもその背景を考えられる点で有効だと思われる2014/12/06
おしっこ我慢しちゃう人たち
1
心理的虐待について、被虐待者向け。7割が「あなたは心理的虐待を受けていたのでは?」。参考文献リストなし、論拠なし。論理展開はあやしいが事例は数点あり。2013/12/31
ぽな
0
5年ぶりによみました。喘息しか自覚なかったけど、偏頭痛も入ってた。 で、どうする?ってとこを事例のあとにすぐほしぃ。だって即座に対処しないと憂鬱襲ってきて、なかなか頭あげられなくなるもん。特に2月〜3月は変化が多くて小さい頃から塞ぎ込みやすくなるから。。2014/02/23
まいこ
0
心理的な虐待をするいくつかのパターンの人の例があげられるが、ここに出てくる人はどんな集団にもいそうな気がする、 それほど特殊な性格というわけではなく、ちょっと変わり者、癖の強い人として。 しかし常時こういう人と一緒にいることで、自覚もないままにこちらの自尊心や気力は確実に奪われると感じる。 こういう人は本当は本人が変わらなければならないが、内省しない限り自分のおかしさを修正しないままに親になったり周囲に毒をまいたりし続けるのだろう。2013/05/16
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