内容説明
“分身”アンパンマンが６０歳でヒットし、７０歳でアニメ化されて大ヒット！そして、８０代でますます多忙にして、日々愉快。『手のひらを太陽に』の作詞者でもある著者が語る、「傑作人生」。
目次
過疎の町にミュージアム
晩年の人生の目標
未熟児
押し入れの秘宝
痴的階級
銀座学校
地獄の黙示録
食糧倉庫の芝居
とりあえず屑屋になる
花ひらく
超天才・手塚治虫の上京
ライオンからアンパンマン
悪評サクサク
平成のヒーロー
珍奇・第二の青春
一号店の奇跡
空中浮遊術に挑戦
ミッセル・カマとは誰？
増殖するキャラクター群
著者等紹介
やなせたかし［ヤナセタカシ］
本名、柳瀬嵩。１９１９年２月６日、高知県生まれ。東京高等工芸学校工芸図案科（現・千葉大学工学部）卒業。田辺製薬宣伝部在籍中に兵役。敗戦により１９４６年帰国。高知新聞社に勤務し上京。三越宣伝部に移る。漫画の投稿をしながらデザイナーの仕事を続け、１９５４年に独立。漫画と並行してテレビやラジオの番組構成・脚本、舞台美術、作詞などさまざまな仕事を手がけ、１９７３年、５４歳のときに最初のアンパンマン絵本を発行。１９８８年、アニメ放送開始、大ヒットとなる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
智湖
25
「危難と地獄、辛酸の中に重要な何かがある。どうしても一回や二回は地獄を通過したほうがかえっていいのかもしれません。」2020/07/24
ジン
1
NHKでやなせ先生の特集をしてたので、図書館で借りる。作者が還暦以降の人生をとても楽しく生きていたのがわかります。アンパンマンはやなせたかしでした。2019/08/24
ユキ@うろちょろ
0
アンパンマンミュージアム開館に際して、アンパンマンに至るまでの氏の生涯を思い出と共に振り返る。口語で優しい語り。世代が変わっても子どもに絶大な人気を誇るアンパンマンの原点を見た気がした。私も幼い頃、アンパンマンの映画見に行ったり、絵本買ってもらったり、絵を描いたり、果てはショーのサイン付き握手会まで参加したなぁ。私たちのヒーローだった。成功で終わりでなくて、これからまだ始まりと仰る氏の楽しそうな姿が印象的。これからもご健勝をお祈り申し上げます。2011/08/10
