内容説明
近年、イスラーム思想にさまざまな誤解が流布している。だが、本当のイスラーム思想を理解しなければならない段階にきている。本書は、クルアーン(コーラン)の原型であるイスラームの「天の書」理解の変遷を中心に分析し、今日のイスラームの姿を描き出す。
目次
「天の書」概念とクルアーンの解釈
第1部 「天の書」と「記録の書」(「運命の書」としての「天の書」;人々の行為の「記録の書」)
第2部 「天の書」とクルアーンの啓示(「クルアーンの原型」としての「天の書」;「天の書」からのクルアーンの「降下」;クルアーンの最下天から地上への「降下」)
「天の書」概念の意味
著者等紹介
大川玲子[オオカワレイコ]
1971年大阪市生まれ。2003年東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻。イスラム学専門分野博士課程修了。現在、明治学院大学国際学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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