内容説明
軍隊を私物化し、エリート意識のみ強く、その本文の戦闘となるや、戦術も戦略もあればこそ、部下を率いて逃避し、攻撃を逡巡し、あるいは部下を放置して我独り逃避するなど、軍人の本分に悖る陸士出身の、上は将軍より下は中隊長まで、何とその数の多きこと―その実体を後世に残さねばと思い、この本を著述した。
目次
征途に上る
南海支隊
サラモア戦線
ラエに進攻路を拓け
戦機迫る
歓喜嶺を死守せよ
フィンシュハーヘンの激闘
中野集団収容作戦
大敗走・西方への大移動
坂東川の決戦
渡河点を奪回せよ
山北海岸地帯の遊撃戦
山南方面の戦い
聯隊の終焉
著者等紹介
白水清治[シロウズセイジ]
1922年1月1日、福岡県春日市で生まれる。1941年9月、陸軍経理学校卒(下士官課程)歩78本部金銭係。1946年1月、復員(陸軍主計曹長)。1948年4月、日通車輌工業株式会社、経理課長心得。1949年9月、日本通運株式会社、博多港支店勤務。1967年10月、日産プリンス久留米販売株式会社、経理部長。1972年10月、日産サニー福岡販売株式会社、取締役経理部長。1978年1月、経営コンサルタント開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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