内容説明
陽のあたる航空部隊や艦船部隊の蔭に埋もれ、歴史のかなたに忘れ去られようとしている「蔭の戦士」たちの知られざる苛烈な戦いの日々を、基地設営隊指揮官が書き綴ったもう一つの太平洋戦争。最前線の戦場で航空基地建設に携わったみずからの体験と基地設営戦のAからZまでを、今に語り伝えるユニークな労作。
目次
第1部 ニューギニアの砦(陰鬱なる航海;戦力強化の礎;転進、また転進;敵上陸への築城 ほか)
第2部 海軍築城設営戦の真相と反省(航空基地築城の発達;防備築城の変遷;海軍設営隊の活躍;米国の海軍設営隊)