内容説明
日本海軍の中下級指揮官として、つねに最前線の戦場で戦いつづけた気骨の軍人たちの生き様を描いて感銘を呼ぶ迫真の海軍人物伝。歴史のかなたに埋没して、いまだ知られざる“武人の中の武人”にいつくしみの照射をあてて、素晴らしき人間性を発露したその生涯を活与する。
目次
天馬空を行く
勇将のもとに弱卒なし
生きて祖国の礎となれ
被爆の身をも顧みず
香りぞ高き花の益荒男
遺骨なく遺髪なく
われに後悔なく誇りあり
沖縄に軍艦旗ひるがえる
蒼空の飛翔雲
見敵必殺の闘魂を秘めて
飢餓と砲爆撃に耐えて