内容説明
等角不変量と極値問題への幾何学的アプローチの解説。解析関数の逆関数のリーマン面に関連する被覆面の研究で第一回のフィールズ賞を受賞したアールフォルスが、ハーバード大学での長年にわたる講義をもとに書き下ろした。
目次
第1章 シュワルツの補題の応用
第2章 容量
第3章 調和測度
第4章 極値的長さ
第5章 初等的単葉関数論
第6章 レウナーの方法
第7章 シッファー変分
第8章 極値的関数の性質
第9章 リーマン面
第10章 一意化定理
著者等紹介
大沢健夫[オオサワタケオ]
1978年京都大学理学研究科博士課程前期修了。1981年理学博士。1978年より1991年まで京都大学数理解析研究所助手、講師、助教授をへて1991年より1996年まで名古屋大学理学部教授。1996年から名古屋大学多元数理科学研究科教授。2017年退職、名古屋大学名誉教授。専門分野は多変数複素解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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