出版社内容情報
「コンフィチュール(ジャム)は自分の手で作らないといけないし、その間少しでも目を離してはいけません。それは、1冊の本を作るのと同じくらいの重大事なのです」
ショパンやミュッセなど多くの芸術家との恋愛、初期フェミニストとして著名な19世紀フランスの女性作家、ジョルジュ・サンド(1804-1876)。
女性の権利・自由から政治についてまで、尽きることのないエネルギーで数多くの作品を残した。そして、同じくらいの情熱で「食」も愛していた。
現代のジェンダー、環境問題などに気づきを与えてくれる彼女の言葉や思想を「食」という切り口で紹介する、まったく新しいサンドの評伝。
サンドの作品の食風景を現代の生活に合わせたレシピで紹介!
・アプリコットのコンフィチュール
・シナモンシュガーのニョッキ
・洋ナシのクラフティー
・チキンロースト
・ザリガニのオムレツ
・ウズラのロースト
・シェーヴルのサラダ
・アスパラガスのオランダ風ソース添え
はじめに ?今、なぜジョルジュ・サンドなのか?
第一章 ジョルジュ・サンドに会いに
第二章 ノアンの食卓
第三章 恋人たち、友人たち
第四章 ママンは総合芸術家
コラム:サンドの魅力
インタビュー:キャロリーヌ・ローブ(歌手、俳優、フェミニスト)、ロマン派美術館館長
サンド巡礼パリマップ
あとがき
アトランさやか[アトランサヤカ]
著・文・その他
目次
第1章 ジョルジュ・サンドに会いに(パリの屋根裏部屋で;ノアンでの幼少期から結婚;パリでの文壇デビューまで)
第2章 ノアンの食卓(ノアンの食卓―小説の中の食風景;サンドとパリの食卓)
第3章 恋人達、友人達(学生―ステファーヌ・アジャソン・ド・グランサーニュ;夫―カジミール・デュドヴァン;小説家志望―ジュール・サンドー;女優―マリ・ドルヴァル;弁護士―アルフレッド・ド・ミュッセ;弁護士―ミシェル・ド・ブールジェ;音楽家―フレデリック・ショパン;彫刻家―アレクサンドル・マンソー)
第4章 ママンは総合芸術家(サンドと家事、または暮らしの達人;母として;作家として;芸術への愛;自然への愛;人類の一員として;サンドをめぐるパリの旅)
著者等紹介
アトランさやか[アトランサヤカ]
1976年生まれ。青山学院大学フランス文学科卒業。2001年に渡仏、パリ第4大学(ソルボンヌ大学)にて学び、修士号を取得する。学業終了後、パリをベースに執筆活動をはじめ、フランスやヨーロッパの暮らしについて寄稿する。2008年以降、パリの日本語新聞『OVNI』にて、フランスの作家と食をテーマにしたコラムを連載している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アヴォカド
ぶくし
MASA123