出版社内容情報
憲法改正を目論む安倍政権の「毒」が蔓延する中、政治・経済・労働・ジャーナリズム、教育の分野の第一人者が希望社会の可能性を語る
浜矩子、金井利之、川内博史、木村朗、桜井智恵子、竹信三恵子、山口二郎[ハマノリコ カナイトシユキ カワウチヒロシ キムラアキラ サクライチエコ ヤマグチジロウ]
浜矩子 同志社大学大学院教授。専門はマクロ経済分析、国際経済。希望社会研究委員会委員長。『グローバル恐慌?金融暴走時代の果てに?』(岩波書店)、『新・国富論グローバル経済の教科書』(文春新書)、『老楽国家論反アベノミクス的生き方のススメ』(新潮社)など著書多数。
山口二郎 "法政大学法学部教授。専門は政治学。『いまを生きるための政治学(岩波書店)、『内閣制度』(東京大学出版会)、『若者のための政治マニュアル』(講談社)など著書多数。
内容説明
政治を毒し、経済を毒し、社会を毒し、人を毒する。それが「アベ的なるもの」です。今、我々の中に浸透してこようとしている毒の正体を見極め、解毒剤をどう調合するか。政治の再生、人間の再生に向けて7人の論客による希望への陰謀。
目次
第1部 時代の毒を解析する(新しい政治文化と若者の政治参加―一八歳選挙権をどう生かすか;政治に「希望」を見出すために―リベラル復権を目指して;「メディア・ファシズム」の波と安倍政権下の言論統制・情報操作―原発報道・戦争報道と隠される不都合な真実;「マクベスの魔女の呪文」にどう対抗するか―働き手の言葉を奪い返すために;「希望出生率」論と国民の諸希望;希望社会の経済基盤を考える―経済的毒消し作業の勘所はいずこに;希望の子ども学へ―教育がしてはいけないこと)
第2部 対談・希望のための企て(はじめに 絶望社会がやってこないために;一人勝ちの政治と経済をどう転換するか;キョーフの「女性輝きブラックランド」脱出の手引;グローバル・ファシズムに対抗するグローバル・デモクラシー;真のリベラリズム、その可能性を探る;成長から成熟へ―更年期の日本社会が自覚すべきこと;教育とおとなを自由にするやんちゃな提案;対談を終えて 怪しげなパズルのピースは出揃った)