感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いろは
18
マルクスと言えば、一見難しそうで、この作品を手に取ってみるのが億劫に感じるかもしれないが、この作品ならそんな心配はいらず、文面も横書きで述べられていて読みやすかった。世間一般で言われる入門書には難解な作品が多々あるが、この作品ならマルクスの入門書と言われても納得できる。この作品では、キリスト教を下敷きにマルクス、マルクス主義、資本主義について説かれているが、それは何故か。実は、マルクスもイエス・キリストも同じユダヤ人であった。マルクスに興味を持つことによって、私達の世界の仕組みが解るようになってくるのだ。2018/10/29
Hiroki Nishizumi
5
良かった。根本的なところを押さえつつ分かりやすい説明が素晴らしい。労働に見合う対価は正しく、不労所得は間違いだ。2019/10/10
それん君
4
初心者でも読みやすいようにイラストや図を使っていてわかりやすかったです。資本論だけではなく、マルクスを中心に日本の社会主義やポスト冷戦、近代経済学や宗教との関連性も述べられています。最後は筆者がグローバリズムや新自由主義を支持している?意見が目新しかったです。それでも最後の筆者の意見には一般学生、恐れ多くも反対です。2017/01/25
Ayana
2
マルクスの思想がどういった歴史的文脈の中で出てきたのか、その思想がどう解釈されてソ連の革命や中国共産党に繋がっていったのかがイラスト入りで非常にわかりやすく書かれており、マルクスを中心とした大きな世界史の流れが学べる。また第5章日本のマルクス主義では日本共産党の歴史、新左翼のあの複雑な分裂(革マル、中核派…)についても整理されており、左系の思想を学ぶ入り口には最適。2018/03/18
リズ
2
歴史から、宗教から、学べた2014/01/21