内容説明
美しく、合理的、環境にもやさしい。建築はディテールとかプロポーションとか、素材とか、性能のみから生み出されるものではない。とはいえ美しさだけで決まるモノでもない。その絶妙なさじ加減で生み出される建築の極意を多数の詳細図面から読み解く。
目次
1 複雑な全体を解く(景観をつくる架構;平面計画と架構を連動させる;大工の技を活かす;集熱効率を高める;熱を蓄え逃がさない ほか)
2 これからの建築を考える(ビルディングシステムの開発;街並みをデザインする;スケルトン・インフィルのデザイン;修繕;性能改善・減築)
著者等紹介
野沢正光[ノザワマサミツ]
1944年、東京都生まれ、一級建築士。69年、東京藝術大学美術学部建築科卒業。70年、大高建築設計事務所入所を経て、74年、野沢正光建築工房設立。現在、横浜国立大学都市科学部建築学科非常勤講師、今までに武蔵野美術大学客員教授、法政大学大学院デザイン工学研究科、東京藝術大学、東京大学、日本大学、京都大学非常勤講師などを歴任。受賞歴には、「ソーラータウン府中」で2020年度グッドデザイン賞、第18回(2018年)日本建築家協会環境建築賞優秀賞(住宅建築部門)、「立川市庁舎」で第14回(2014)公共建築賞優秀賞、2012年日本建築学会作品選奨ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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